目 次
第1章 幼児の指導 -その1 原則と展開-
第1章
幼児の指導
-その1 原則と展開-
- はじめに
- 指導の本質
(1)指導の目的
(2)指導の本質
(3)指導における「指導意識」と「支配意識」の問題
(4) 学習における二重構造について - 指導の方法と形態
(1)指導法の原則について
(2)指導の展開
(3)指導形態についての諸原則 - 指導なき指導 -子どもの自己教育による指導-
(1)自己による自己の教育
(2)人間の教育とは
(3)モデリング(見本)による指導
(4)教師によるモデリング
(5)園の基本的生活体制づくり - 自己受容感覚の発達
(1)人間の人格発達と自由
(2)自己の確立とは
(3)「成熟してくるものを」待つ - 場面体験について
(1)「場面」の構成について
(2)場面の理解と場面づくりの方法について
(3)場面体験と時間体験
(4)時間の種類と分類
(5)コミットメントについて
(6)指導計画について - まとめ
(1)響きあう人間関係
(2)偽文化の切り売り的教育からの脱却
(3)指導とは何か
第2章 幼児の指導 -その2 在り方と諸課題-
第2章
幼児の指導
-その2 在り方と諸課題-
- 「指導なき指導」を実現するための「指導の構造」を考える
- 指導なき指導の具体的展開について
(1)指導する者と指導される者との同一化の関係
(2)「見る」と「観る」の統一と同一化
(3)越えるということ - 指導の在り方について
(1)非人間的指導の事例
(2)人間的指導の事例 - 人間的感覚を育てる指導についての具体的問題提起
(1)現代生理学における感覚の捉え方
(2)教師と子どもの共通課題
(3)反対感覚
(4)体験の言語化・感覚能力
(5)結果や因果律を予測する能力
(6)保護感覚・受容感覚の発達について
(7)危機感覚や痛みの感覚によって育つもの
(8)物や場の感覚を通して生活感覚を育てる
(9)住む感覚と脅威の感覚
(10)開放と解放そして適応について
(11)存在(BEING)ないし生きるとは
(12)人間的指導と非人間的指導の対比
(13)関心(INTEREST)と指導
(14)筋肉感覚の衰弱ないし喪失について
(15)「今・ここで」の感覚
(16)流動性と仮説性にとどまること
(17)委任への献身
(18)教師の権威・カリスマ性について
(19)分かる感覚
(20)「間」(はざま)の感覚
(21)通過の感覚
(22)日常生活の中の「あぁ、そうか」体験 - まとめ
第3章 子どもの遊びと認識の発達
第3章
子どもの遊びと
認識の発達
- 遊びと自我の発達
(1)忘我体験と自由体験のもつ意味について
(2)忘我体験と主体感覚・人格発達の基本的循環性について
(3)自己抑制と自己選択について - 経験と認識との関係
(1)暗黙の力と内に感じる力
(2)自己意識の拡大と自由な自己解放について - 理解・認識・人間化
(1)出会いと自己突破について
(2)前理解について
(3)過去・現在と未来の関係
(4)予感について
(5)成長への「ゆさぶり」について - 主体性と教育
- まとめ
第4章 子どもの発達 -時間への教育-
第4章
子どもの発達
-時間への教育-
- 指導の重層構造について
- 間接的指導の着眼点 – 待つ保育の大切さ –
- 保育の柔構造について
- 子どもの発達を保障するための条件と原則
(1)発達とは
(2)発達の基本原則 - 時間への教育について
(1)時間の連続性と非連続性
(2)原体験がもつ教育的意味について - 時間認識と空間認識の関係について
(1)質と価値
(2)自己課題に開かれていく
(3)時間認識と空間認識・関係認識の関係
(4)個々の人格における「聖域」について
(5)時間を越えるものへの教育 - 保育者にとっての時間
(1)保育者が体験すること
(2)コンラート・ローレンツ著『遊びと発達の心理学』より
(3)意味を問う存在として
(4)時間を生きる
(5)無我体験の意味 - まとめ
- 補助資料
(1)ペスタロッチの教育思想
(2)メルロ・ポンティ著『知覚の現象学』より
第5章 人間学的教育学の確立をめざして
第5章
人間学的教育学の
確立をめざして
- 哲学における中心的課題としての人間
(1)哲学的人間学
(2)教育学的人間学 - 人間学的教育学の課題
(1)子どもの発達を人間学的に捉える
(2)人間としての発達過程における基本的課題を明らかにする
(3)人間学的教育学における発達観と学習との関係 - 子どもの発達と教育方針との関わりについて
(1)人間学的発達心理学の課題
(2)ピアジェ理論をめぐって - 人間発達の構造化をめぐって
(1)教育の構造
(2)生活の構造
(3)学習の構造
(4)教材の構造 - 教育思想の対立をめぐって
(1)対立の諸相
(2)教育のあり方についての比較から
(3)教育における実践的課題についての提案 - 補助資料
(1)ボルノー
(2)ランゲフェルド - まとめ