みなさまから入園後の園生活について、


いろいろなご質問がありますので、
一問一答の形でお答えします。

めばえ幼稚園 園長 井上 ミドリ

1

めばえ幼稚園の教育の特徴は?

1

  • こころとからだの健康を第一にします。
    人間の成長と発達にとって、なによりも大切なことは心身の健康です。 とかく、体の健康には目を向けるのですが、こころの健康については見過ごしがちです。私たちは、子どものこころとからだの健康な育ちを大切にします。のびのびと、思う存分に自分の体を動かし、夢中になって遊ぶ毎日の生活を通して、子どもたちは自分に対する自信や生活に対する意欲をつかんでいきます。
  • 子どもの自主性を大切にします。
    何でも大人の指示通りに動いたり、命令や指図がないと自分からは何もしない、というようなロボット的な子どもでは困ります。 また、先生や大人の喜びそうなことばかり言ったり、したりしている子どもも困ります。 自分のしたい遊びや活動を、自分から「選び」「決めて」いけるような、自主的・主体的な生活のできる子どもになってもらいたい、というのが私たちの願いであります。子どもが「…をしたい」「…をやろう」と思い、自分から進んで取り組んでいけるような、楽しさや喜びがいっぱいある園生活を、子どものために、また子どもと共につくりだしていくのが「めばえ幼稚園の教育」です。したがって、私たちは文字や数、○○のけいこなどの「おしえこみ」や一方的な「押しつけ」の指導をいたしません。

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めばえ幼稚園の教育の特徴は?

1

  • こころとからだの健康を第一にします。
    人間の成長と発達にとって、なによりも大切なことは心身の健康です。 とかく、体の健康には目を向けるのですが、こころの健康については見過ごしがちです。私たちは、子どものこころとからだの健康な育ちを大切にします。のびのびと、思う存分に自分の体を動かし、夢中になって遊ぶ毎日の生活を通して、子どもたちは自分に対する自信や生活に対する意欲をつかんでいきます。
  • 子どもの自主性を大切にします。
    何でも大人の指示通りに動いたり、命令や指図がないと自分からは何もしない、というようなロボット的な子どもでは困ります。 また、先生や大人の喜びそうなことばかり言ったり、したりしている子どもも困ります。 自分のしたい遊びや活動を、自分から「選び」「決めて」いけるような、自主的・主体的な生活のできる子どもになってもらいたい、というのが私たちの願いであります。子どもが「…をしたい」「…をやろう」と思い、自分から進んで取り組んでいけるような、楽しさや喜びがいっぱいある園生活を、子どものために、また子どもと共につくりだしていくのが「めばえ幼稚園の教育」です。したがって、私たちは文字や数、○○のけいこなどの「おしえこみ」や一方的な「押しつけ」の指導をいたしません。

2

3才児ですが、まだ自分で上手に排泄ができません。
こんなことで、入園できるでしょうか?

2

まだ4月の入園まではだいぶ日数があります。春になると衣服も軽くなって着脱がしやすくなります。 焦らずに、ゆったりとしつけていきましょう。3月ごろには大丈夫、自分でちゃんとやれるようになるものです。

2

3才児ですが、まだ自分で上手に排泄ができません。こんなことで、入園できるでしょうか?

2

まだ4月の入園まではだいぶ日数があります。春になると衣服も軽くなって着脱がしやすくなります。 焦らずに、ゆったりとしつけていきましょう。3月ごろには大丈夫、自分でちゃんとやれるようになるものです。

3

ひとりっ子で、友達と遊んだことがあまりないのですが、
園でうまく生活できるでしょうか?

3

入園したばかりの時期は、どのお子さんも不安で、泣いたり、嫌がったりするものです。でも、すぐに園に慣れていきます。お家の方があまり神経質になられると、かえってよくありません。

3

ひとりっ子で、友達と遊んだことがあまりないのですが、園でうまく生活できるでしょうか?

3

入園したばかりの時期は、どのお子さんも不安で、泣いたり、嫌がったりするものです。でも、すぐに園に慣れていきます。お家の方があまり神経質になられると、かえってよくありません。

4

自分の気に入らないことがあると、


すぐに手が出て人を叩いたり、
乱暴したりします。どうしたら良いでしょうか?

4

お子さんのまわりにすぐに手がでる人はいませんか? 父母又は家族のなかにそんな人がいると、子どもは真似るものです。また、子どもの言うことをじっくり聞いてあげようとする親のおちついた構えが大切です。静かに子どもの相手をしてあげようとする親の育児態度がないと、子どもはおちつきのない粗暴な性格になってしまいがちです。大人の生活態度や育児に対する心構えを見直してみましょう。

4

自分の気に入らないことがあると、すぐに手が出て人を叩いたり、乱暴したりします。どうしたら良いでしょうか?

4

お子さんのまわりにすぐに手が出る人はいませんか? 父母又は家族の中にそんな人がいると、子どもは真似るものです。また、子どもの言うことをじっくり聞いてあげようとする親の落ち着いた構えも大切です。静かに子どもの相手をしようとする親の養育態度がないと、子どもは落ち着きのない粗暴な性格になってしまうのではないでしょうか。大人の生活態度や育児に対する心構えを見直してみましょう。

5

ときどき「きーっ」というような


奇声を発することがありますが、
どうしたらよいでしょうか?

5

子どもは心の中に何か訴えたいことや大人に知ってもらいたいことがある時には、言葉によって語りかけるものです。 そんな時には落ちついて静かに相手になってあげましょう。まともに相手にされないと、子どもは心の不満を奇声という形で発散させ、周囲の注意を引こうとするものです。

5

ときどき「きーっ」というような奇声を発することがありますが、どうしたらよいでしょうか?

5

子どもは心の中に何か訴えたいことや大人に知ってもらいたいことがある時には、言葉によって語りかけるものです。 そんな時には落ちついて静かに相手になってあげましょう。まともに相手にされないと、子どもは心の不満を奇声という形で発散させ、周囲の注意を引こうとするものです。

6

外に出て遊ぶのがきらいで、いつも家の中で静かに


絵本を

読んだり、積み木をしたり、テレビを見たりしています。

こんな調子で幼稚園に行って大丈夫でしょうか?

6

子供には一人ひとり個性があり、活動的な子、静かなことが好きな子など、いろいろな性質があります。 でも幼児の場合、戸外で遊ぶのが好きな方がより子供らしいのではないでしょうか?お家の方がもっと子供を外に連れ出して、自然のなかで遊ぶことの素晴らしさを身をもって知らせてあげるようにしましょう。

6

外に出て遊ぶのがきらいで、いつも家の中で静かに絵本を読んだり、積み木をしたり、テレビを見たりしています。こんな調子で幼稚園に行って大丈夫でしょうか?

6

子供には一人ひとり個性があり、活動的な子、静かなことが好きな子など、いろいろな性質があります。 でも幼児の場合、戸外で遊ぶのが好きな方がより子供らしいのではないでしょうか?お家の方がもっと子供を外に連れ出して、自然のなかで遊ぶことの素晴らしさを身をもって知らせてあげるようにしましょう。

7

うちの子はどうも無気力で困ります。


どうしたらいいでしょうか?

7

子どもは本来好奇心が旺盛で、やたらと質問したり、危険なところへもぐり込んだりして大人を困らせるものです。 仮に何に対してもあまり積極的な関心を示さない子の場合、子ども本来の生き生きとした心の動きが鈍くなっているのではないでしょうか。お家の方は、子どもの心が揺り動かされるような働きかけを、どんどんしていくことが大切です。絵本を読んであげたり、お語をしてあげたり、一緒に身体を使った運動(幅跳び・ボール遊び・散歩など)をしたりして、元気な声をだす機会を多くしましょう。

7

うちの子はどうも無気力で困ります。どうしたらいいでしょうか?

7

子どもは本来好奇心が旺盛で、やたらと質問したり、危険なところへもぐり込んだりして大人を困らせるものです。 仮に何に対してもあまり積極的な関心を示さない子の場合、子ども本来の生き生きとした心の動きが鈍くなっているのではないでしょうか。お家の方は、子どもの心が揺り動かされるような働きかけを、どんどんしていくことが大切です。絵本を読んであげたり、お語をしてあげたり、一緒に身体を使った運動(幅跳び・ボール遊び・散歩など)をしたりして、元気な声をだす機会を多くしましょう。

8

下の子をいじめて困ります。どうしたらいいでしょうか?

8

まだ自分が兄(姉)であるという意識は、そんなに強くないのです。お家の方に甘えたいのに、「お兄さんでしょ、しっかりしなきゃだめよ。」などと言われても無理なのです。時にはもっと甘えさせて、ぎゅっと抱きしめてあげてください。そのうちごく自然に、いじめなくなります。

8

下の子をいじめて困ります。どうしたらいいでしょうか?

8

まだ自分が兄(姉)であるという意識は、そんなに強くないのです。お家の方に甘えたいのに、「お兄さんでしょ、しっかりしなきゃだめよ。」などと言われても無理なのです。時にはもっと甘えさせて、ぎゅっと抱きしめてあげてください。そのうちごく自然に、いじめなくなります。

9

友達に自分のものを貸して一緒に遊ぶことができません。
こんなことで園にいけるでしょうか?

9

子どもが自分のものを大切にするのは当然です。そのうちに自分一人で独占して遊んでいるよりも、友達と一緒に使って遊んだ方が楽しい、ということが分かってくる時期がくるものです。

9

友達に自分のものを貸して一緒に遊ぶことができません。こんなことで園にいけるでしょうか?

9

子どもが自分のものを大切にするのは当然です。そのうちに自分一人で独占して遊んでいるよりも、友達と一緒に使って遊んだ方が楽しい、ということが分かってくる時期がくるものです。

10

うちの子は人の言うことを聞きません。とても
強情なところがあります。こんな風で幼稚園に入って
皆と一緒にやっていけるでしょうか?

10

子どもが言うことを聞かないのには、子どもにもいい分があるということです。一方的に親の思い通りに言うことを聞かせようとせず、子どもの言い分にも耳を傾ける心のゆとりが大切です。ゆったりとした気持ちで話しかけ、落ち着いた雰囲気の中で、心の通いあう親子のつながりを大切にしましょう。

10

うちの子は人の言うことを聞きません。とても強情なところがあります。こんな風で幼稚園に入って皆と一緒にやっていけるでしょうか?

10

子どもが言うことを聞かないのには、子どもにもいい分があるということです。一方的に親の思い通りに言うことを聞かせようとせず、子どもの言い分にも耳を傾ける心のゆとりが大切です。ゆったりとした気持ちで話しかけ、落ち着いた雰囲気の中で、心の通いあう親子のつながりを大切にしましょう。

11

うちの子は、外で遊んでばかりいます。
少しは落ち着いて家の中で絵本でも読んで


くれる子になってほしいのですが。

11

いいじゃありませんか、心配することはありません。活動的な子どもは心も体も活力に満ちているものです。いずれそのうちに別のことに興味をもつようになり、どんどんいろいろなことに挑戦していくようになっていくはずです。やりたいことを精一杯やれるように、温かく見守ってあげましょう。

11

うちの子は、外で遊んでばかりいます。少しは落ち着いて家の中で絵本でも読んでくれる子になってほしいのですが。

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いいじゃありませんか、心配することはありません。活動的な子どもは心も体も活力に満ちているものです。いずれそのうちに別のことに興味をもつようになり、どんどんいろいろなことに挑戦していくようになっていくはずです。やりたいことを精一杯やれるように、温かく見守ってあげましょう。

12

園生活では積極的な子は伸びるが、消極的な子は
置き去りにされてしまうと聞きましたが、


そうなのでしょうか?

12

そんなことはありません。長い目で子どもの成長を見つめる、たしかな目をもちましょう。積極的な子は、確かに園生活に慣れるのも早いし、友達をつくるのも上手です。元気に遊びだすのも他の子より早いはずです。しかし、消極的な子であっても、いつまでもそうだというわけではなく、必ず自分のやりたい遊びを見つけて、元気に遊びだすものです。 また、自分の気に入った仲間を見つけて、一緒にいろいろなことをやり出すものなのです。大切なことは、お家の方が子どもの心を傷つけるようなことを一切口にしないことです。特に、兄弟や他ののお友達などと比較して子どもをけなすのは、一番いけないことです。消極的という性格は、見方をかえれば「奥ゆかしい」という美徳でもあります。その素晴らしい美徳の上に集団生活を通して養なわれる、たくましさや根気強さ、という心の力をしっかりと育ててあげたいものです。

12

園生活では積極的な子は伸びるが、消極的な子は置き去りにされてしまうと聞きましたが、そうなのでしょうか?

12

そんなことはありません。長い目で子どもの成長を見つめる、たしかな目をもちましょう。積極的な子は、確かに園生活に慣れるのも早いし、友達をつくるのも上手です。元気に遊びだすのも他の子より早いはずです。しかし、消極的な子であっても、いつまでもそうだというわけではなく、必ず自分のやりたい遊びを見つけて、元気に遊びだすものです。 また、自分の気に入った仲間を見つけて、一緒にいろいろなことをやり出すものなのです。大切なことは、お家の方が子どもの心を傷つけるようなことを一切口にしないことです。特に、兄弟や他ののお友達などと比較して子どもをけなすのは、一番いけないことです。消極的という性格は、見方をかえれば「奥ゆかしい」という美徳でもあります。その素晴らしい美徳の上に集団生活を通して養なわれる、たくましさや根気強さ、という心の力をしっかりと育ててあげたいものです。

13

うちの子は友達の遊びになかなか素直に入っていけません。
どうしたらもっと積極性のある子にしていくことが


出来るでしょうか?

13

最近の子どもは友達遊びの経験が少ないので、いろんな友達に出会い、さまざまなことを経験しながら成長していくのです。積極性というのは、ただがむしゃらに突っ走ることではありません。自分の心に決めたことを最後までやり抜いていく粘り強い根気や、困難に負けないで目的に向かって努力していく気力や意欲をもつことです。めばえ幼稚園の子どもたちは、実に良く頑張る子どもに育っていきます。自分の心に決めたことに向かって目的意識をもち、さまざまな手だてを考えながら、ものすごい集中力を発揮していく子どもに育っていくのです。大事なことは、まわりの大人たちが子ども一人ひとりのもっている、その子だけに与えられている豊かな可能性を信じてじっくりと待ってあげる「ゆとり」をもつことです。

13

うちの子は友達の遊びになかなか素直に入っていけません。どうしたらもっと積極性のある子にしていくことが出来るでしょうか?

13

最近の子どもは友達遊びの経験が少ないので、いろんな友達に出会い、さまざまなことを経験しながら成長していくのです。積極性というのは、ただがむしゃらに突っ走ることではありません。自分の心に決めたことを最後までやり抜いていく粘り強い根気や、困難に負けないで目的に向かって努力していく気力や意欲をもつことです。めばえ幼稚園の子どもたちは、実に良く頑張る子どもに育っていきます。自分の心に決めたことに向かって目的意識をもち、さまざまな手だてを考えながら、ものすごい集中力を発揮していく子どもに育っていくのです。大事なことは、まわりの大人たちが子ども一人ひとりのもっている、その子だけに与えられている豊かな可能性を信じてじっくりと待ってあげる「ゆとり」をもつことです。

14

自分の欲しいものや自分の要求が通らないと、
物を投げたり、泣いて要求を通そうとします。
どうしたら良いでしょうか?

14

親の原則を貫いていく「がんとした態度」が全てです。 泣いても駄目なものは駄目、ということを分からせると子どもは泣かなくなるものです。特に物を投げるなどということは、断固として許してはいけません。腕をねじあげて子どもの自由な動きを押えこんでも許さない親の態度が大切です。

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自分の欲しいものや自分の要求が通らないと、物を投げたり、泣いて要求を通そうとします。どうしたら良いでしょうか?

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親の原則を貫いていく「がんとした態度」が全てです。 泣いても駄目なものは駄目、ということを分からせると子どもは泣かなくなるものです。特に物を投げるなどということは、断固として許してはいけません。腕をねじあげて子どもの自由な動きを押えこんでも許さない親の態度が大切です。

15

家ではよくお話をするのですが、よその人などとは
ぜんぜん話をしないのです。


園にいってもうまく生活できるでしょうか?

15

全く心配ないとは言えません。子どもが知らない人と話しをしないのは、心配しなくて良いのですが、幼稚園の先生や仲間などとも、話しができないというような場合には、少し気になります。子どもの心に何か引っかかっているものが、あるのではないでしょうか。それを取り除くには、まず家族が何でも話し合える雰囲気をつくることです。そして、周囲の人と家族とが気楽に語し合う場面に、子どもも一緒にいるようにしましょう。 大人をはじめ、よその子ども達とも、語し合うことによってコミュニケーションが取れることを、親が身をもって示してあげましょう。自分の身の回りにいる人達は、安心して話せる人達なんだ、そんなに緊張しなくてもいいんだということを、ごく自然にわからせてあげましよう。

15

家ではよくお話をするのですが、よその人などとはぜんぜん話をしないのです。園にいってもうまく生活できるでしょうか?

15

全く心配ないとは言えません。子どもが知らない人と話しをしないのは、心配しなくて良いのですが、幼稚園の先生や仲間などとも、話しができないというような場合には、少し気になります。子どもの心に何か引っかかっているものが、あるのではないでしょうか。それを取り除くには、まず家族が何でも話し合える雰囲気をつくることです。そして、周囲の人と家族とが気楽に語し合う場面に、子どもも一緒にいるようにしましょう。 大人をはじめ、よその子ども達とも、語し合うことによってコミュニケーションが取れることを、親が身をもって示してあげましょう。自分の身の回りにいる人達は、安心して話せる人達なんだ、そんなに緊張しなくてもいいんだということを、ごく自然にわからせてあげましよう。

16

うちの子はとてもスローテンポで因っています。
このままでは園生活は難しいのではないでしょうか?

16

大人が手を出し、口を出しているうちは、子どもはなかなか自分でやろうという気にならないものです。思い切って、手を出すのを止めてください。時間がかかっても自分でやれるまで「待って」あげてください。上のボタンだけかけてあげたら、次は子どもがやれるまで、じっと見ていてください。子どもがやろうとしたら、余計な口を出さずに見ていましょう。出来た時にほめて自信をつけてあげてください。

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うちの子はとてもスローテンポで因っています。このままでは園生活は難しいのではないでしょうか?

16

大人が手を出し、口を出しているうちは、子どもはなかなか自分でやろうという気にならないものです。思い切って、手を出すのを止めてください。時間がかかっても自分でやれるまで「待って」あげてください。上のボタンだけかけてあげたら、次は子どもがやれるまで、じっと見ていてください。子どもがやろうとしたら、余計な口を出さずに見ていましょう。出来た時にほめて自信をつけてあげてください。

17

めばえ幼稚園はとても庭が広くて、先生達の目が届かず、
子どもがよくけがをすると聞いています。


それがとても心配です。

17

たしかに、めばえ幼稚園は園庭が広く、子どもたちはとても元気に遊んでいます。しかし、子どもが元気に遊び、少々の怪我をするのは当り前のことではないでしょうか? 小さい怪我を経験することによって、実は重大な怪我から身を守る力が身についていくのです。自分の体を自由に支配し、充分に使いこなすことのできる子どもになってもらいたいという願いから、私たちは子どもが思う存分に広い庭で遊び回る生活を大事にしています。子どもは自分だけが知っている所や、秘密の場所が大好きです。子どもはそうした自分一人だけの独自の世界を持ちたがっているのです。子どもに、誰にも干渉されないで、一人だけで遊びの世界に没頭し、浸りきれる時間や空間を与えていくことが、子どもの心の育ちや個性、人格の発達に非常に大きな意味を持つのです。四六時中まわりの大人違に見張られ、監視され、口や手を出されてがんじがらめにされ、自分の口も手も、もがれているような状態で子どもが育てられるとしたら、それはとても不幸なことです。 めばえでは、子どもの自由な遊び活動をとても大切にして、遊びを通してさまざまな子どもの力を引きだしていく教育を行っております。 幼稚園は子どもが主人公であり、中心であります。そのことを基準として、私たちは子どもを大事にし、安全へのあらゆる配意をした上で、なお起こりうる怪我については、やむを得ないことと考えております。 このような、めばえ幼稚園の教育方針にご賛同下さる方は、お子さんを入園させてくださるようにお願いします。

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めばえ幼稚園はとても庭が広くて、先生達の目が届かず、子どもがよくけがをすると聞いています。それがとても心配です。

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たしかに、めばえ幼稚園は園庭が広く、子どもたちはとても元気に遊んでいます。しかし、子どもが元気に遊び、少々の怪我をするのは当り前のことではないでしょうか? 小さい怪我を経験することによって、実は重大な怪我から身を守る力が身についていくのです。自分の体を自由に支配し、充分に使いこなすことのできる子どもになってもらいたいという願いから、私たちは子どもが思う存分に広い庭で遊び回る生活を大事にしています。子どもは自分だけが知っている所や、秘密の場所が大好きです。子どもはそうした自分一人だけの独自の世界を持ちたがっているのです。子どもに、誰にも干渉されないで、一人だけで遊びの世界に没頭し、浸りきれる時間や空間を与えていくことが、子どもの心の育ちや個性、人格の発達に非常に大きな意味を持つのです。四六時中まわりの大人違に見張られ、監視され、口や手を出されてがんじがらめにされ、自分の口も手も、もがれているような状態で子どもが育てられるとしたら、それはとても不幸なことです。 めばえでは、子どもの自由な遊び活動をとても大切にして、遊びを通してさまざまな子どもの力を引きだしていく教育を行っております。 幼稚園は子どもが主人公であり、中心であります。そのことを基準として、私たちは子どもを大事にし、安全へのあらゆる配意をした上で、なお起こりうる怪我については、やむを得ないことと考えております。 このような、めばえ幼稚園の教育方針にご賛同下さる方は、お子さんを入園させてくださるようにお願いします。

18

めばえ幼稚園は自由でとてもよいとは思いますが、
小学校へ行ってから、自分勝手で先生の言うことを
聞かない子になってしまうのではないかと心配です。

18

自由とは、何もかも勝手気ままでやり放題の放任や放縦とは全く違います。自由には責任が伴います。自分のわがままや勝手が通らないのが集団生活です。幼稚園では子どもたちが仲間と一緒にいろいろなことに取り組んでいく中で、我慢したり、人に譲ったり、人の言うことを受け入れたりして、協力していくこと、自分のわがままを抑えて人と一緒に取り組むこと等を学んでいきます。 また、一定の時間物事に集中して取り組んでいく根気づよさや、集団の決まりや約束事をきちんと守る態度なども、しっかり身につけていきます。ですから小学校へ行っても決して学習活動に参加していくのに、問題はないはずです。ただ一つ、少し気になるのは、めばえの子は何でも皆でよく話し合って、自分なりに納得して行動を起こすという習慣が身についているので、一方的に押しつけられて無理やりに何かをやらされることや、話合いなどがなくいきなり命令されたりすると、当然反発するはずです。そういう傾向が見えたら、直ちに担任の先生と良く話し合ってくださるようにお勧めします。 若くて経験の浅い教師ですと、教科の指導に熱心になるあまり、子ども一人ひとりの傾向や個性に応じたクラスづくりまで気がまわらなかったりします。そんな時に、子どもの心の問題を話し合うことによって、教師ももう一歩前進し育つことができるのです。 数年前、一年生になったばかりで、登校拒否を起こした子がいました。お母さんが話しを聞いたところ、その子はいつも先生の言うことを真剣に聞いて、よく守ろうとしていたのです。例えば、グループで粘土を使って大きな動物を作ろう、と先生が課題を与え、ちょっと用事があるので職員室に行ってくるからその間やっててねと言って、先生がいなくなった途端、他の子どもたちは皆それぞれ勝手に、自分の欲しいだけの粘土の取りっこを始めてしまったのです。 その子が皆で相談をして、作りたいものを決めてから大きなものを作るんだ、ということを仲間に話しても、全然通じなかったのです。そんな生活が毎日続いたために、ついに登校拒否を起こしたのでした。お母さんは早速担任と語し合い、若い先生はすぐそのことに気がついて、それなりの指導をするようになり登校拒否は終りました。親が気楽に教師と話すことが大切です。

18

めばえ幼稚園は自由でとてもよいとは思いますが、小学校へ行ってから、自分勝手で先生の言うことを聞かない子になってしまうのではないかと心配です。

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自由とは、何もかも勝手気ままでやり放題の放任や放縦とは全く違います。自由には責任が伴います。自分のわがままや勝手が通らないのが集団生活です。幼稚園では子どもたちが仲間と一緒にいろいろなことに取り組んでいく中で、我慢したり、人に譲ったり、人の言うことを受け入れたりして、協力していくこと、自分のわがままを抑えて人と一緒に取り組むこと等を学んでいきます。 また、一定の時間物事に集中して取り組んでいく根気づよさや、集団の決まりや約束事をきちんと守る態度なども、しっかり身につけていきます。ですから小学校へ行っても決して学習活動に参加していくのに、問題はないはずです。ただ一つ、少し気になるのは、めばえの子は何でも皆でよく話し合って、自分なりに納得して行動を起こすという習慣が身についているので、一方的に押しつけられて無理やりに何かをやらされることや、話合いなどがなくいきなり命令されたりすると、当然反発するはずです。そういう傾向が見えたら、直ちに担任の先生と良く話し合ってくださるようにお勧めします。 若くて経験の浅い教師ですと、教科の指導に熱心になるあまり、子ども一人ひとりの傾向や個性に応じたクラスづくりまで気がまわらなかったりします。そんな時に、子どもの心の問題を話し合うことによって、教師ももう一歩前進し育つことができるのです。 数年前、一年生になったばかりで、登校拒否を起こした子がいました。お母さんが話しを聞いたところ、その子はいつも先生の言うことを真剣に聞いて、よく守ろうとしていたのです。例えば、グループで粘土を使って大きな動物を作ろう、と先生が課題を与え、ちょっと用事があるので職員室に行ってくるからその間やっててねと言って、先生がいなくなった途端、他の子どもたちは皆それぞれ勝手に、自分の欲しいだけの粘土の取りっこを始めてしまったのです。 その子が皆で相談をして、作りたいものを決めてから大きなものを作るんだ、ということを仲間に話しても、全然通じなかったのです。そんな生活が毎日続いたために、ついに登校拒否を起こしたのでした。お母さんは早速担任と語し合い、若い先生はすぐそのことに気がついて、それなりの指導をするようになり登校拒否は終りました。親が気楽に教師と話すことが大切です。

19

めばえでは、文字や数の指導をなぜしないのですか?

19

しない訳ではありません。私たちは子どもの遊びを通して具体的な場面での文字や数の指導を大切にしています。また、文字や言葉への興味や関心を育てていくことを、とても大事にしています。ただし、一斉指導の形で文字を教えたり、数のおけいこをしたりはいたしません。私たちが大切にしているのは、子どもの言葉体験や数体験そのものなのです。 単に文字が書けるとか、数を唱えることが出来ることは、子どもの本当の知能や認識の力とは、何の関係もないことです。それよりも、子どもたちが自分の言葉を使って、仲間や教師と話し合い、言葉を通して共通のイメージやめあてを持つこと、そして、みんなで協力して豊かな遊びの世界や、しごとの生活を作り出すことを通して身についていく、本当の力や、言葉についての基本的な感覚、数・量についての認識の基本になる原体験を大切にしていきたいのです。 また、幼児の時代には、たくさんのすぐれた文学作品に触れ、お話しや童話を通して想像力や夢を育てていくことも大切にしています。見せかけの知力や学力ではなく、私たちは子どもの本当の力、生きる力を育てたいのです。

19

めばえでは、文字や数の指導をなぜしないのですか?

19

しない訳ではありません。私たちは子どもの遊びを通して具体的な場面での文字や数の指導を大切にしています。また、文字や言葉への興味や関心を育てていくことを、とても大事にしています。ただし、一斉指導の形で文字を教えたり、数のおけいこをしたりはいたしません。私たちが大切にしているのは、子どもの言葉体験や数体験そのものなのです。 単に文字が書けるとか、数を唱えることが出来ることは、子どもの本当の知能や認識の力とは、何の関係もないことです。それよりも、子どもたちが自分の言葉を使って、仲間や教師と話し合い、言葉を通して共通のイメージやめあてを持つこと、そして、みんなで協力して豊かな遊びの世界や、しごとの生活を作り出すことを通して身についていく、本当の力や、言葉についての基本的な感覚、数・量についての認識の基本になる原体験を大切にしていきたいのです。 また、幼児の時代には、たくさんのすぐれた文学作品に触れ、お話しや童話を通して想像力や夢を育てていくことも大切にしています。見せかけの知力や学力ではなく、私たちは子どもの本当の力、生きる力を育てたいのです。

20

めばえでは給食がありませんが、


始める予定はありませんか?

20

ありません。お家の方の手作りのお弁当をもたせてください。幼児期の数年間、楽しい園生活の中でお昼ごはんの度に愛情を豊かに感じるような、楽しいお弁当の時間を経験させていただきたいと思っています。

20

めばえでは給食がありませんが、始める予定はありませんか?

20

ありません。お家の方の手作りのお弁当をもたせてください。幼児期の数年間、楽しい園生活の中でお昼ごはんの度に愛情を豊かに感じるような、楽しいお弁当の時間を経験させていただきたいと思っています。

21

めばえでは、子どもが泣いていてもそのまま
放っておくことが多いと聞きました。なぜですか?

21

子どもが泣く時にはいくつもの原因があります。甘えて泣く、怒って泣く、わがままが通らず悔しがって泣く、けんかして泣く、怪我をして痛くて泣く等いろいろあります。私達がもっとも深い注意をはらっているのは、子どもが怪我をして泣いている時です。怪我が大きければ大きい程、子どもの泣き声は反対に小さくなるものです。ですから子どもが泣いている時、どんな小さな泣き声でも、私達は非常に注意深くその原因を確かめます。そして、甘えやわがままだったりする場合、しばらくそのままにしておくこともあります。 泣いてもわがままは通らない、泣いているだけでは事柄は解決しない、ということを分からせる必要がある時です。また、時には子どもに泣きたいだけ泣かせてあげることも大事にしています。最近の子どもの中には、すすり泣きや忍び泣きしかできない無気力な子が増えています。これは大変なことなのです。子どもが自分を主張して泣く時には、精一杯に大声を張りあげ、身体じゅうで泣いて欲しいのです。しくしくめそめそと、しめっぽく泣きながら、誰かに慰められるのを待っているような、ひ弱な子どもから、力一杯自己主張して泣きわめくことのできる、子どもらしい子どもになってもらいたいのです。そして、泣き方のけじめをきちんとつけられる子どもに育ってほしいのです。そのためには、お家の方がが何でも先取りし、先読みして手だし口だしするような子育てから手を引いて、子どもにやらせ、子どもに語らせることを大事にしていただきたいと思います。 過ぎた「思いやり」や「いたわり」は、子どもをダメにしてしまうことを肝に銘じていただきたいのです。

21

めばえでは、子どもが泣いていてもそのまま放っておくことが多いと聞きました。なぜですか?

21

子どもが泣く時にはいくつもの原因があります。甘えて泣く、怒って泣く、わがままが通らず悔しがって泣く、けんかして泣く、怪我をして痛くて泣く等いろいろあります。私達がもっとも深い注意をはらっているのは、子どもが怪我をして泣いている時です。怪我が大きければ大きい程、子どもの泣き声は反対に小さくなるものです。ですから子どもが泣いている時、どんな小さな泣き声でも、私達は非常に注意深くその原因を確かめます。そして、甘えやわがままだったりする場合、しばらくそのままにしておくこともあります。 泣いてもわがままは通らない、泣いているだけでは事柄は解決しない、ということを分からせる必要がある時です。また、時には子どもに泣きたいだけ泣かせてあげることも大事にしています。最近の子どもの中には、すすり泣きや忍び泣きしかできない無気力な子が増えています。これは大変なことなのです。子どもが自分を主張して泣く時には、精一杯に大声を張りあげ、身体じゅうで泣いて欲しいのです。しくしくめそめそと、しめっぽく泣きながら、誰かに慰められるのを待っているような、ひ弱な子どもから、力一杯自己主張して泣きわめくことのできる、子どもらしい子どもになってもらいたいのです。そして、泣き方のけじめをきちんとつけられる子どもに育ってほしいのです。そのためには、お家の方がが何でも先取りし、先読みして手だし口だしするような子育てから手を引いて、子どもにやらせ、子どもに語らせることを大事にしていただきたいと思います。 過ぎた「思いやり」や「いたわり」は、子どもをダメにしてしまうことを肝に銘じていただきたいのです。

22

めばえでは、あまり通知文を出さないで子どもに
口伝えで知らせると聞いています。なぜですか?

22

私たちは子どもの力を信じています。また、子どもがどの程度教師の話しに集中して聞いているか、子どもの反応や意識が手にとるように分かる教師でいたいと思っています。私たちは子どもの耳に伝え、心に語りかけながら、子どもが自分の力で、必要なことをお家の方に伝えていくことができるようになってもらいたいと思っています。そのため、めばえの保育計画は子どもたちのペースに合わせて、実にゆっくりと時間や日にちをとって組まれています。一日目に教師の伝えた通りのものを持ってくる子もいますし、二日目、三日目あるいはもっと遅くなる子もいますが、それでも全く問題ありません。例えば、一日目に持ってきた子が何か作品を作ります。するとそれを見ていた子が自分も作りたくなり、翌日持ってくる、といった調子です。大事なことは、子どもが自分から「つくりたい」「やってみたい」という、自分自身の目的意識をしっかりと持って、そのことに向かって、自分の行動を自主的に起こしていくことなのです。自分の生活の中身を自分自身で選び、決定していくような、生活の主体者としての子どもを育てたいのです。

22

めばえでは、あまり通知文を出さないで子どもに口伝えで知らせると聞いています。なぜですか?

22

私たちは子どもの力を信じています。また、子どもがどの程度教師の話しに集中して聞いているか、子どもの反応や意識が手にとるように分かる教師でいたいと思っています。私たちは子どもの耳に伝え、心に語りかけながら、子どもが自分の力で、必要なことをお家の方に伝えていくことができるようになってもらいたいと思っています。そのため、めばえの保育計画は子どもたちのペースに合わせて、実にゆっくりと時間や日にちをとって組まれています。一日目に教師の伝えた通りのものを持ってくる子もいますし、二日目、三日目あるいはもっと遅くなる子もいますが、それでも全く問題ありません。例えば、一日目に持ってきた子が何か作品を作ります。するとそれを見ていた子が自分も作りたくなり、翌日持ってくる、といった調子です。大事なことは、子どもが自分から「つくりたい」「やってみたい」という、自分自身の目的意識をしっかりと持って、そのことに向かって、自分の行動を自主的に起こしていくことなのです。自分の生活の中身を自分自身で選び、決定していくような、生活の主体者としての子どもを育てたいのです。

23

めばえでは、ガラクタ工作が盛んですが、


どんな意味があるのですか?

23

ガラクタは子どもが自由に壊したり、組み合わせたりしながら、自分の思う通りにいろいろなものを作っていくことが出来ます。実に沢山のガラクタが家庭から園に寄せられ子どもたちの制作意欲を盛り上げていますので、ご協力よろしくお願いいたします。

23

めばえでは、ガラクタ工作が盛んですが、どんな意味があるのですか?

23

ガラクタは子どもが自由に壊したり、組み合わせたりしながら、自分の思う通りにいろいろなものを作っていくことが出来ます。実に沢山のガラクタが家庭から園に寄せられ子どもたちの制作意欲を盛り上げていますので、ご協力よろしくお願いいたします。

24

幼稚園が始まって園バスに乗るのを嫌がったり、
また、帰りのとき、園バスに乗り遅れたりしたら
どうすればいいのですか?

24

子どもは、自分の家から幼稚園までの距離感がつかめないために、最初とても不安を感じて、時にはパニックを起こします。 良い方法としては、入園前にお家の方と一緒に歩く、自転車に乗るなどして、ゆっくりと時間をかけて、家から幼稚園まで何度か来てみることです。そして子どもが自分の家から幼稚園までの道のりや、その間の景色や町の様子の移り変り等に慣れることです。また、どうしてもお子さんが園バスに乗るのを嫌がる時は、無理に乗せようとせず、お家の方と一緒に、ゆっくり時間をかけて幼稚園にお子さんをお連れになって下さい。お家の方に「愛されている」という実感を持つと子どもは、じきに安心して、泣いたりしなくなるものです。 また、ご質問のように、園バスに乗り遅れる子がいますが、その理由の一つには、お家の方に園までお迎えに来てもらいたいという、子どもの心の中の無意識の思いや願いの現れである場合があります。そんな時は、お家の方の愛情を求め、確かめようとしている、子どもからの「ラブ・コール」とお考えいただきたいのです。 時にはやっと遊びができるようになり、楽しくて楽しくてたまらない、という子どももいます。夢中で遊んでいて、園庭の奥の方まで行ってしまい、先生方が探しても見つからなかったり、隠れていて出てこなかったりして、わざとバスに乗り遅れることもあります。そんな時は、決して子どもを叱ったり、非難したり、面倒くさがったりしないで、子どもと一緒に帰ることを心から喜べる親になってください。子育てというのは、本当に手間のかかる営みです。幼稚園に入ったからといって、手間が省ける等とお考えにならないでください。そのような気持ちはストレートに子どもに伝わり、子どもの心を不安定にし、かえって手間のかかる子どもにしてしまうものです。

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幼稚園が始まって園バスに乗るのを嫌がったり、また、帰りのとき、園バスに乗り遅れたりしたらどうすればいいのですか?

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子どもは、自分の家から幼稚園までの距離感がつかめないために、最初とても不安を感じて、時にはパニックを起こします。 良い方法としては、入園前にお家の方と一緒に歩く、自転車に乗るなどして、ゆっくりと時間をかけて、家から幼稚園まで何度か来てみることです。そして子どもが自分の家から幼稚園までの道のりや、その間の景色や町の様子の移り変り等に慣れることです。また、どうしてもお子さんが園バスに乗るのを嫌がる時は、無理に乗せようとせず、お家の方と一緒に、ゆっくり時間をかけて幼稚園にお子さんをお連れになって下さい。お家の方に「愛されている」という実感を持つと子どもは、じきに安心して、泣いたりしなくなるものです。 また、ご質問のように、園バスに乗り遅れる子がいますが、その理由の一つには、お家の方に園までお迎えに来てもらいたいという、子どもの心の中の無意識の思いや願いの現れである場合があります。そんな時は、お家の方の愛情を求め、確かめようとしている、子どもからの「ラブ・コール」とお考えいただきたいのです。 時にはやっと遊びができるようになり、楽しくて楽しくてたまらない、という子どももいます。夢中で遊んでいて、園庭の奥の方まで行ってしまい、先生方が探しても見つからなかったり、隠れていて出てこなかったりして、わざとバスに乗り遅れることもあります。そんな時は、決して子どもを叱ったり、非難したり、面倒くさがったりしないで、子どもと一緒に帰ることを心から喜べる親になってください。子育てというのは、本当に手間のかかる営みです。幼稚園に入ったからといって、手間が省ける等とお考えにならないでください。そのような気持ちはストレートに子どもに伝わり、子どもの心を不安定にし、かえって手間のかかる子どもにしてしまうものです。

25

めばえ幼稚園では、とてもどろんこ遊びが盛んですが、
あんなにどろだらけになって汚したりすることに、


どんな意味があるのですか?

25

最近、泥んこになることを、とても嫌がる子どもや、「汚したらお母さんに叱られるからやらない」、「泥や砂は気持ちが悪い」という子どもが増えています。しかし、子どもは本来泥んこ遊びが大変好きなのです。子どもは泥や砂をいじりながら、自分の手や目を使っていろいろな形を作ってみたり、その質感を確かめたりしながら感覚を磨いているのです。 筋肉だんご作りの名人が現われて皆に教えたり、夢中になって泥や砂と取り組んでいます。泥遊びだけでなく、子どもたちは自然の草むらや林の中に入り込んで、虫探しや木の実、草の実集めに夢中になります。 そうした様々な遊びを通して、子どもたちは豊かな五感の発達(見る、嗅ぐ、触る、聞く、味わう等)を獲得していくと共に、五感を超えた直感や直観の力、言葉に表現できない世界を感じ取る感性の力を獲得していくのです。 小学校の先生方から聞いた話ですが、この頃の子どもたちは、生(ナマ)の体験が乏しいため、「もぎとる、ちぎる」とか「つむ、つみとる」、「水にひたす、水をふくませる」などという日本語の微妙な表現が理解できないので、国語の授業を進めるのに大変困っているというのです。また、人の語を「聞く」、特に「肝心な話を聞く」とか、「正しく聞く」ことのできない、集中力の弱い子どもが増えている、ともいわれます。 ここぞという時に、物事に熱中したり、その場にふさわしい態度を自分で選ぶ、という基本的な態度や構えが幼児期の生活を通して、しっかりと形成されていないのです。ですから、私たちは幼児期の生活体験の豊かさを大切にします。特に子どもが夢中になって集中し、没頭していけるような、楽しい遊びの生活を通しての実体験的学習を大切にします。子どもはそのような遊びの中から、自分で自分のやりたいこと、やれることを選んだり、決めていく力をつかんでいくのです。自分の生活を自分の力で「つかみとり」「切り開いていく」、その大切な第一歩が子どもの遊びなのです。 小学校の新しい学習要領では、生活科という総合的な科目が設けられるようになりました。幼稚園教育における遊びによる総合的な指導を小学校の低学年においても重視しようというものです。豊かな、充実した遊びは子どもの望ましい発達のために、欠かすことのできない大切な条件なのです。

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めばえ幼稚園では、とてもどろんこ遊びが盛んですが、あんなにどろだらけになって汚したりすることに、どんな意味があるのですか?

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最近、泥んこになることを、とても嫌がる子どもや、「汚したらお母さんに叱られるからやらない」、「泥や砂は気持ちが悪い」という子どもが増えています。しかし、子どもは本来泥んこ遊びが大変好きなのです。子どもは泥や砂をいじりながら、自分の手や目を使っていろいろな形を作ってみたり、その質感を確かめたりしながら感覚を磨いているのです。 筋肉だんご作りの名人が現われて皆に教えたり、夢中になって泥や砂と取り組んでいます。泥遊びだけでなく、子どもたちは自然の草むらや林の中に入り込んで、虫探しや木の実、草の実集めに夢中になります。 そうした様々な遊びを通して、子どもたちは豊かな五感の発達(見る、嗅ぐ、触る、聞く、味わう等)を獲得していくと共に、五感を超えた直感や直観の力、言葉に表現できない世界を感じ取る感性の力を獲得していくのです。 小学校の先生方から聞いた話ですが、この頃の子どもたちは、生(ナマ)の体験が乏しいため、「もぎとる、ちぎる」とか「つむ、つみとる」、「水にひたす、水をふくませる」などという日本語の微妙な表現が理解できないので、国語の授業を進めるのに大変困っているというのです。また、人の語を「聞く」、特に「肝心な話を聞く」とか、「正しく聞く」ことのできない、集中力の弱い子どもが増えている、ともいわれます。 ここぞという時に、物事に熱中したり、その場にふさわしい態度を自分で選ぶ、という基本的な態度や構えが幼児期の生活を通して、しっかりと形成されていないのです。ですから、私たちは幼児期の生活体験の豊かさを大切にします。特に子どもが夢中になって集中し、没頭していけるような、楽しい遊びの生活を通しての実体験的学習を大切にします。子どもはそのような遊びの中から、自分で自分のやりたいこと、やれることを選んだり、決めていく力をつかんでいくのです。自分の生活を自分の力で「つかみとり」「切り開いていく」、その大切な第一歩が子どもの遊びなのです。 小学校の新しい学習要領では、生活科という総合的な科目が設けられるようになりました。幼稚園教育における遊びによる総合的な指導を小学校の低学年においても重視しようというものです。豊かな、充実した遊びは子どもの望ましい発達のために、欠かすことのできない大切な条件なのです。

26

めばえ幼稚園では、子どもを集めて、一緒に何かをやる、
というようなことをしないのですか?

26

おおいにやっています。園生活の一日の流れは、朝8時過ぎから登園が始まり、9:30頃には園バスの子どもたちも全員揃います。そして自由な遊び活動や、前日からの続きのグループ活動(工作、ごっこ遊び、運動遊び等々、時間により様々)に取り組みます。遊びや活動が一段落ついたところで、クラスごとの集会が行われますが、その時間はクラスや年齢、または時期によって異なります。全員が揃った9:30にその日の活動に必要な打ち合せをするクラス、10:00や11:00過ぎに集まるクラスもあります。子どもたちが必要とする時に集まり、みんなでその時どきの問題の解決を話し合ったり、楽しい歌やリズム、絵本、お話し等の時間になります。また、その日の生活と活動を振り返って、どんなことをしたかを報告しあい、どんな問題があるのかを話し合ったり、明日の生活と活動についての内容やめあて、必要なもの等について確認しあったりする時間でもあります。子どもたちは、明日はこんなことをする、そのためには何が必要か、そして誰が何をどうするか等を、そこで決めたり互いに確認したりして、家に帰ります。年長組の場合、3学期の帰りの集会は、時には1時間以上もかかります。意見が対立したり、別れわかれになったり、どうしても譲れなかったりして揉めるのです。子どもたちにとって、園生活は自分の生活であり、そこでのひとつひとつの活動は、まさに自分のことです。ですから納得がいくまで語し合い、意見をぶつけ合って自分たちの生活の内容を自分たちで決めるのです。それは、子供たちの素晴らしい学習の場です。教師の一方的な指示や命令によって生活や行動の中身が決められ、一定のレールの上を走らされるのとは大違いです。 そのようにして7月のインディアンまつり、お店やさんごっこ、秋の運動会、クリスマス、卒園記念のお別れ会での劇場、レストラン、お化け屋敷ごっこ、世界に一冊しかない絵本づくり等々の活動が、毎年その年の子どもたちの創意によって生みだされ、作り出されていき、そのプロセスで子どもたちは実に豊かな学習をし力をつけていくのです。子どもたちは、自分で決めたことに対して、実に熱心に、そして本当に忠実に責任をもった行動をします。時間の経つのも忘れて集中し、夢中になって活動に取り組みます。クラスのみんなが一つの思い、一つの心になってみんなで決めた目標にむかって、ものすごいエネルギーを発揮します。子どもたちは、みんなで一緒に力を合わせ協力して、めあてに向かって活動することの楽しさ、やり遂げた時の充実感や喜びを、園生活の流れの中で存分に体験していきます。 教師の役割は、めあてに向かう子どもたちが行き詰まった時、方法が分らずに困っている時に、必要なヒントや、精神的、技術的援助、そして豊かで多様な素材や教材を用意し、子どもたちを励まし支えていくことです。

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めばえ幼稚園では、子どもを集めて、一緒に何かをやる、というようなことをしないのですか?

26

おおいにやっています。園生活の一日の流れは、朝8時過ぎから登園が始まり、9:30頃には園バスの子どもたちも全員揃います。そして自由な遊び活動や、前日からの続きのグループ活動(工作、ごっこ遊び、運動遊び等々、時間により様々)に取り組みます。遊びや活動が一段落ついたところで、クラスごとの集会が行われますが、その時間はクラスや年齢、または時期によって異なります。全員が揃った9:30にその日の活動に必要な打ち合せをするクラス、10:00や11:00過ぎに集まるクラスもあります。子どもたちが必要とする時に集まり、みんなでその時どきの問題の解決を話し合ったり、楽しい歌やリズム、絵本、お話し等の時間になります。また、その日の生活と活動を振り返って、どんなことをしたかを報告しあい、どんな問題があるのかを話し合ったり、明日の生活と活動についての内容やめあて、必要なもの等について確認しあったりする時間でもあります。子どもたちは、明日はこんなことをする、そのためには何が必要か、そして誰が何をどうするか等を、そこで決めたり互いに確認したりして、家に帰ります。年長組の場合、3学期の帰りの集会は、時には1時間以上もかかります。意見が対立したり、別れわかれになったり、どうしても譲れなかったりして揉めるのです。子どもたちにとって、園生活は自分の生活であり、そこでのひとつひとつの活動は、まさに自分のことです。ですから納得がいくまで語し合い、意見をぶつけ合って自分たちの生活の内容を自分たちで決めるのです。それは、子供たちの素晴らしい学習の場です。教師の一方的な指示や命令によって生活や行動の中身が決められ、一定のレールの上を走らされるのとは大違いです。 そのようにして7月のインディアンまつり、お店やさんごっこ、秋の運動会、クリスマス、卒園記念のお別れ会での劇場、レストラン、お化け屋敷ごっこ、世界に一冊しかない絵本づくり等々の活動が、毎年その年の子どもたちの創意によって生みだされ、作り出されていき、そのプロセスで子どもたちは実に豊かな学習をし力をつけていくのです。子どもたちは、自分で決めたことに対して、実に熱心に、そして本当に忠実に責任をもった行動をします。時間の経つのも忘れて集中し、夢中になって活動に取り組みます。クラスのみんなが一つの思い、一つの心になってみんなで決めた目標にむかって、ものすごいエネルギーを発揮します。子どもたちは、みんなで一緒に力を合わせ協力して、めあてに向かって活動することの楽しさ、やり遂げた時の充実感や喜びを、園生活の流れの中で存分に体験していきます。 教師の役割は、めあてに向かう子どもたちが行き詰まった時、方法が分らずに困っている時に、必要なヒントや、精神的、技術的援助、そして豊かで多様な素材や教材を用意し、子どもたちを励まし支えていくことです。

27

めばえ幼稚園の保育は自由保育なのですか?

27

教師が子どもたちの自由を大切にして、ひとりひとりに直接働きかける保育が自由保育といわれていますが、めばえの保育は違います。 ひとりひとりを大切にするのはとても大事なことですが、それだけでは、子ども同志の相互関係や協力関係は育ちません。見た目には子どもによく働きかけているようにみえたり、子どもを大切にしているようであっても、実は子どもの仲間関係や子どもの意志を無視し、踏みにじってしまうことになりかねないのです そのような「みせかけの自由保育」をわたしたちは否定します。また、よくある「管理保育」のように、子どもを十把ひとかげらの「束」としてみて、平均的な基準を当てはめていく画一的な保育も私達は否定します。 子どもは教師の下請けではありません。言われたことにただ従順に従うという従属的な関係の中では、子どもの自主性や主体性は育たないのです。 めばえの保育は、子どもの自由を最大限に大切にし、ひとりひとりの子どもの思いや願いに寄り添います。同時に、教師と子ども、また子ども同士の深い交流関係を大切にし、仲間と共に力を合わせ、みんなで考えて、主体的、意識的に物ごとに取り組むという、集団として行動し生活する力を育てることを大切にする保育です。めばえの保育は、子どもの「育つ力」を信じ、子ども自身の「生きる力」を基盤として、教師も子どもも「共に育つ」保育、ともに響きあいながら育つ「響育」をめざしています。

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めばえ幼稚園の保育は自由保育なのですか?

27

教師が子どもたちの自由を大切にして、ひとりひとりに直接働きかける保育が自由保育といわれていますが、めばえの保育は違います。 ひとりひとりを大切にするのはとても大事なことですが、それだけでは、子ども同志の相互関係や協力関係は育ちません。見た目には子どもによく働きかけているようにみえたり、子どもを大切にしているようであっても、実は子どもの仲間関係や子どもの意志を無視し、踏みにじってしまうことになりかねないのです そのような「みせかけの自由保育」をわたしたちは否定します。また、よくある「管理保育」のように、子どもを十把ひとかげらの「束」としてみて、平均的な基準を当てはめていく画一的な保育も私達は否定します。 子どもは教師の下請けではありません。言われたことにただ従順に従うという従属的な関係の中では、子どもの自主性や主体性は育たないのです。 めばえの保育は、子どもの自由を最大限に大切にし、ひとりひとりの子どもの思いや願いに寄り添います。同時に、教師と子ども、また子ども同士の深い交流関係を大切にし、仲間と共に力を合わせ、みんなで考えて、主体的、意識的に物ごとに取り組むという、集団として行動し生活する力を育てることを大切にする保育です。めばえの保育は、子どもの「育つ力」を信じ、子ども自身の「生きる力」を基盤として、教師も子どもも「共に育つ」保育、ともに響きあいながら育つ「響育」をめざしています。

28

入園にあたって、一番大切なことは何ですか?

28

ひとことで言えば、挨拶と食事のしつけです。「おはようございます」「さようなら」「ありがとうございます」などの日常の挨拶ができるようにすることです。また、食事のマナーをご家庭でしっかり身につけるようにお願いいたします。食べ歩きや食事の途中で遊びだしたり等、集中力が身についていないお子さんは、きちんと食事のマナーを守って、楽しく食事の出来る習慣を身につけさせてください。

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入園にあたって、一番大切なことは何ですか?

28

ひとことで言えば、挨拶と食事のしつけです。「おはようございます」「さようなら」「ありがとうございます」などの日常の挨拶ができるようにすることです。また、食事のマナーをご家庭でしっかり身につけるようにお願いいたします。食べ歩きや食事の途中で遊びだしたり等、集中力が身についていないお子さんは、きちんと食事のマナーを守って、楽しく食事の出来る習慣を身につけさせてください。